ここでは、私が実際に行っている世界史の勉強を中心として書いています。
歴史科目であれば日本史でも世界史でも同じ勉強法が使えると思います。
歴史科目の勉強の仕方
・世界史ではヨコのつながりも強化してネットワークにして記憶を強固に
まず、勉強の進め方です。
世界史の勉強をする際に、一問一答の問題集などを使ってひたすら英単語を覚えるように世界史の人物・出来事だけを覚える、という人がいます。
ことわっておきますと、一問一答の問題集で勉強すること自体は悪い方法ではなく、文化史などを勉強するときに大きな効果を発揮することは確かです。
しかしそれだけでは不十分であると思っています。
それは、世界史の勉強で重要な「出来事や人物のつながり」が見えにくいからです。
そこで、その「つながり」が大切になってくるのですが、とりあえず、次の図を見てください(パソコン用なので見えないかも・・・)

図は、19世紀における各国での出来事を描いたものです。
そして、矢印はそれぞれの出来事の因果関係やつながりを示しています。
あくまで模式的なものですが、みなさんは、頭の中でこのようなつながりを意識して勉強しているでしょうか。
受験生の多くは、タテのつながり、因果関係を示す縦方向の矢印については、勉強するのですが、なかなかヨコのつながりまで勉強しません。
私は、「ヨコのつながり」を理解するとは、同時代に他の場所で起こった出来事を単に把握するだけでなく、その同時代の出来事同士の因果関係やつながりまでも理解することが必要だと考えています。
つまり、図中のタテ方向の矢印の流れを説明できることはもちろん、各国で結び付けられているヨコの矢印も説明できるということです。図は一例ですが、あなたは全ての矢印を説明することができるでしょうか。
このように理解してそれぞれのネットワーク網を強化すればするほど世界史全体が見えてきますし、実は知識を忘れにくくなるという利点もあります。
勉強方法としては、ある出来事を覚える際に、その出来事はどこでどのようにして起きたか、その影響としてどうなったか、中心人物は、ということを資料集や用語集、教科書などでつかんで、に目を向けてなるべく情報を取り入れていくと良いです。
歴史科目の効率的な覚え方
さて、それではどうやって覚えていけばいいか、ということです。
歴史科目はやはり、覚えたもん勝ちの科目ですので、より多くを覚えれば点につながります。
しかし、がむしゃらに覚えるということを繰り返しては、なかなか身に付かず、効率よいとはいえません。
やはり、「脳のメカニズムを利用した勉強法」の所でも挙げたように、文字だけに頼らずに、なるべく五感をフルに活用し、しかもなるべく覚えやすく忘れにくいような覚え方が良いと思います。
具体的世界史を例に挙げて説明しますが、人名とか出来事の名前だけ覚えるよりも、写真とか使って流れをイメージしながらやると、覚えやすく忘れにくいです。その出来事を大河ドラマをみているような感じでストーリーのイメージをふくらませるといいと思います。
私が行っている効率的に覚えるための勉強法はまとめると以下の通りです。
1.資料集や教科書にある絵や写真を見る。
2.ストーリーの流れをイメージする。
3.細かい年号は語呂(ゴロ)合わせで覚える。
4.できるだけ授業を有効に使う
もう少し詳しく述べていきます。
1.資料集や教科書にある絵や写真を見る。
資料集にある写真などはできるだけ見ます。
やはりストーリーを覚えるにあたって、写真などは記憶の手助けになります。
また、興味もわき、楽しく学習できます。
例えば中国の皇帝、資料集の写真や肖像画をみると、隋の楊堅と、煬帝、さらに唐代の太宗や玄宗の顔は血筋のせいかよく似ています。
また、清の最盛期の康熙、雍正、乾隆の3皇帝の顔はほとんど同じ顔で興味深いです。
この顔を覚えておき、それぞれの出来事を次のようにイメージします。
2.ストーリーの流れをイメージする。
例えば、先ほどの中国の例でいうと、清の時代、貿易のためにマカートニーの使節が交渉してきた時の皇帝は乾隆帝ですが、その乾隆帝の顔をうかべながら、「私は、認めません」と言っているところをできるだけリアルに想像します。
このようにしてできたイメージは記憶に残りやすく、定着しやすいと思います。
こういったイメージ付きのストーリーをどんどん覚えていきます。このやり方さえ守れば、最低、教科書でも十分理解でき、実力が付きます。
実は教科書というのは非常に簡潔にまとめられているので、最高の参考書といえます。
これを小説を読むように読んでいくだけです。
後述しますが、授業や講義を受けると、細かい背景などを説明することもしばしばあるので、このストーリーのイメージ作りに大変役にたちます。
3.細かい年号は語呂(ゴロ)合わせで覚える。
このようにストーリーのようにして覚えておくと、タテの時代把握だけでなく、ヨコのつながりもわかるようになります。
しかし、試験問題の中には、世界の遠く離れた地域を比較して年代順に並べさせるような問題もあります。
そのような問題に対してはやはり年号を覚える必要があります。
この年号の記憶はやはり、ゴロ合わせなどに頼ったほうが覚えやすく、忘れにくいです。
4.できるだけ授業を有効に使う
社会は暗記科目であるため、用語集や教科書を読んでいれば、授業は必要ないと考え、自分だけで学習する人も多いと思います。私もその一人でした。
しかし、上に書いたとおり、歴史科目はストーリーの流れをつかみ理解することが、実は暗記を助けることにもなり、得点につながるポイントです。
この観点から、授業中で話す様々な事柄は、暗記を助ける最高のツールとなります。
例えば、先生の話す、その出来事についての詳細な流れや裏話などは、その出来事を記憶するのに役に立ちます。
つまり、「どうせ、そんなこと試験に出ないし、聞くだけ無駄」と考え聞こうとしないのは大変もったいないことです。
むしろ、先生が板書した重要事項とともに、その裏話などもメモしておくと、後で復習するときに授業内容を思い出しやすくなるし、記憶にも鮮明に残ります。
さらに、先生によっては、しょうもない(本人はおもしろいつもりでしょうが・・・)ダジャレを頻繁に言う人もいます。
このときも、「わぁ、さぶーっ。何いっとんねん」とため息混じりの白い目でみるのも少しこらえて、メモをしてみます。
案外、これが復習時の記憶の形成に役立つこともあります。
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